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神「ふむ、よぅ100年の間に音をあげなかったな、やはりお主でよかったわぃ」
猫「いえ、私は元々かなりの年月を生きていましたし昔は私の住みかを荒らす者とも少なからず争って参りましたので…」
そう、もう昔の事なのだ今はあの時とは違い守るために力をつけた。
もう、あんな思いはするまい
神「お主の過去には口を出さぬが余り思い詰めぬ事じゃ…何事も悔やみ悩むだけでは解決せぬし時も戻らぬ。過去を悔やむのであれば未来をより良い物にしていく事じゃ、いまのお主にならばそれもできよう。」
猫「そう…ですね、私はこれから先の未来を明るい物にするためにあちらの世界で頑張って行こうと思います?」
神「うむ、ならばあちらの世界はお主に任せよう。おお、忘れる所じゃったお主に渡しておかねばならぬ力があったのを忘れておった。」
猫「力…ですか?いったいどのような?」
神「うむ、今あちらの世界では魔力が封印され産まれた子どもを捨てると言う事態が相次いでおるそこでじゃもしお主がそのような子どもあるいは動物魔物に至るまで封印を解放してやって欲しい。」
猫「子どもを捨てる…ですか、解りましたしかし何故魔物も?」
神「魔物とて世界に生きる命じゃ、それにワシは言うたであろう?凶暴化している魔物を間引いて欲しいとそれ以外は愛すべき命じゃよ」
猫「なるほど…命に隔たりはないと、その願い聞き届けました。必ずや果たしてみせます。」
神「そうか、ではそろそろ時間じゃ彼方に送ろう。お主を今から魔の森と呼ばれる危険地帯に送るちょうど今そこに人の子が捨てられたようじゃ、救ってやってくれ。」
猫「畏まりました、今までお世話になりました。このご恩は働いてお返し致します。」
神「うむ、ではさらばじゃ」 カッ
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