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無言で律斗に頭を撫でられた。
俺は犬になった気分で、律斗におとなしく頭を撫でられる。
お互いに、お互いのことを独占したい気持ちは一緒だ。
でもやっぱり、上手くいかないよなぁ…。
「…うん、わかったよ。でも圭也先輩、二度と学校では襲わないでね、次やったら本気で別れる」
「ははっ、わかったよ」
「笑い事じゃないし、まったく…」
ヘラヘラと笑っている俺に、律斗はやれやれと首を左右に振った。
* * *
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