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そう言って近づいて来る圭也先輩から俺は後ずさるけど、狭い個室の壁に背中がついてしまう。
俺の顔の横に手を突いた圭也先輩は、そのままグッと俺の顎を持ち上げた。
「んぅ…」
そしてキスをされる。
最初は優しく、けどだんだんと激しく。
舌を入れられ、掻き回されて、唇が離れると、壁の方へと体の向きを変えられて、両手を突き息を整える俺の耳元で、「お仕置きだな」と圭也先輩が甘く囁いた。
「っ、は…?」
さっきのキスで頭がぼんやりしている。
首だけ振り返り圭也先輩を見ると、圭也先輩は笑ってない顔のまま、俺のズボンのベルトを外し始めた。
「え、は?待って、…まさかここでっ?」
「職員トイレだから、バレるとやばいな。声、なるべく我慢しろよ律斗」
「えっ、なに?むりっ、無理無理!」
てかっ、学校でするとか何考えてんだよ…!?
慌てて圭也先輩の手を掴むけど、無意味のままベルトが外されてしまう。そのまま首筋を舐めるようにキスをされて、全身が甘く痺れた。
体にうまく力が入らない。
涙目で圭也先輩に止めろと訴えるけど、圭也先輩の手は止まらずに、俺の体を攻め始めた。
「あっ…、いや、だ…っ」
「大丈夫だ律斗、お仕置きでもちゃんと優しくするからさ」
…その気遣いはありがたいけど、なら、せめてこんな場所で発情して欲しくなかったよ。
あ~~も~~さいあくだ!!
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