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「も、もうこんな時間か!?こんなことに時間をかけすぎた!今日は大事な会議があるんだ…急がないと…!」 慌てながらスーツを手に持てばリビングに行き礼二が用意したであろう朝食を食べる。せっかく作ってくれたものを残すことはできず全部平らげると一通り身だしなみを整えスーツを着る。これだけ動き回っても下半身に刺激が走ることはなく一安心した。 「よし、大丈夫そうだな忘れ物はない、弁当は持った。……学校で礼二に会うの気まずいな。やっぱり寝ぼけてたってことはないのか?」 急いでいるにも関わらず礼二にされたことが気になるのか考えながら玄関に向かう。靴を履いて鏡を見ればいつもシャツの下に着ているインナーを忘れていた。 「インナー着るの忘れて…まぁ一日くらい大丈夫か?最近全然気にならなくなったし……ってゆっくりしてる場合じゃない!いってきます!」 インナーを着ていないことに違和感があるが大して気にしないようにして家を出れば車に乗り込み学校へと向かった。
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