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最後の身につけている下着を脱がせると、そこは既に湿っていた。
彼女の中にゆっくり指を忍ばせると、苦しそうに顔を歪めた。
「痛い?」
「んっ…大丈夫。」
時間をかけて、ほぐれたことを確認すると、いざその先にって思ったら、躊躇ってしまった。
俺は高校の友人でデキ婚して夢を諦めたやつを知っている、
「生でしてたけど、中には出したことなかったのに…なのに出来ちゃった。」
そいつがそう言っていた時、
なんて馬鹿なことしてんだって思った。
女の人生と自分の人生を、一瞬の性欲で台無しにすることだけは避けるべきだと、そいつから学んでいた。
でも実際、何も用意してないのに理性が抑えきれずに触れてしまって…。
この期におよんで、それを思い出す。
「ごめん、なんも用意してなかったのに…」
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