clumsy.7

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きっと、これでホントに終わりなんだと思うと、複雑な気持ちだけど。 でも、ちゃんと考えてくれたのだから、月海の気持ちを尊重しよう。 「冬李さんのこと、スキですよ」 フワッと笑って言ってくれるソレは、どの種類のスキ…なんだろうか。 「初恋は実らないって言いますけど、いろいろ遠回りして実っちゃいました」 「──え?」 「信じられませんか?」 てっきり終わりだと思っていたから、頭は理解しようとしなくて。 ただ、月海を凝視するだけ。 「それとも、やっぱりバツイチは恋愛しちゃダメですか?」 「イヤ、そんなことはないけど…えぇ?マジ?」 今が夢みたいで、現実味を帯びない。 最近はそんなに月海にアピール、みたいなことしてなかったし。 挙動不審になることが多かったから、ソッとしてたんだけど。 まさか、こんな展開… 想像もしていなかった。 「マジですよ?冬李さんなら、亜生も納得してくれるだろうし、亜生のこと突き放さないと思うので」 「つぐ……ヤバい、泣きそう」 「え、なんでですか」 「いろんなヒトとさ、恋愛してきたけど…こんな嬉しいのは生まれてハジメテだよ」 ホントに嬉しくて月海の手を握るけど、感極まって泣きそうになるのを止められそうにない。 「あ、でも、結婚とかはまだ考えられないので、今はただ普通に冬李さんと恋愛がしたいです」 「お安いご用だよ」
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