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ゲートの向こうに消えてゆく白と松潤を見送ると、瀬尾はくるりと踵を返した。 仕事を見つけよう。 自分が納得できる場所で、きちんと一生懸命働いてお金をためて。 絶対に、白に会いにいくんだ。 涙をぐい、とふいて、瀬尾はずんずんと大股で空港内を歩いていった。 もう泣いてなんか、いられない。 やらなきゃいけないことがあるから。 顔を上げて、まっすぐに。
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