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もう一晩泊まれるという白に、大丈夫なの?と色々な事情を知ってしまった瀬尾が聞く。 「OKOK。親父は明日まで後援会の用事で地元に帰ってる。明日の夜に家に戻れば大丈夫」 白はなんてことなく言ってのける。 「もともと親父が家にいないときは、透さんちに行ってる事になってるし」 「なら大丈夫か、な?」 「うん」 早く帰ろう、と白が嬉しそうに言う。 『帰ろう』と。
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