俺だ!

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「場所は?」 「それが…ディスターの街の近くにある、山だそうです」 「山…?なんて名称なんだ?」 受付嬢の返答に彼は少し考えるようにして尋ねた。 「ありません…名称の無い、特に変わった所は無いただの山です」 「…分かった、俺が行こう」 受付嬢が困ったように言うと彼は頷いて申し出る。 「地図で言えば…ココ、ですね」 「ありがとう」 地図を差し出し赤ペンで目的地の山を囲った受付嬢にお礼を言うと地図を受け取り、彼は急いだ様子で建物を出た。
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