第20章

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3人は車に乗り込んだ。 いつもの通り運転席には喬久、後部座席にはカイトと栞。 早朝の街の中を静かに走り出した。 見慣れた街並みは、晴れた白い日に照らされている。 いつもの朝の風景より、少し時間が早い。 「フジオカは?」 カイトはカフスを整えながら、車を運転する喬久に聞いた。 「近くにいます。その内姿を見せるでしょう。見せる状況にならない方がいいでしょうが」
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