第20章

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喬久はバックミラーを見やりながら答えた。 栞達より早く起きて準備をしていたのだろう。 でも、まだ安全ではない。 今この瞬間でも、彼らの命は危険にさらされたままなのだ。 静かな車内でカイトの顔がいつにない緊張で強張っていた。 「栞。あなたをここまで連れてきたことを後悔しています」
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