第20章

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「これは、志津子さんが?」 「そうでしょう。一昨日からここで食事をいただいていますが、どれもとても美味しいです」 栞は猪口を手に取ったカイトにお酌をする。 カイトは慣れた手つきでそれを受け、猪口に口をつける。 浴衣を着たサラベナの王子さま。 目鼻立ちのくっきりとした南国らしい顔立ちなのに、浴衣がよく似合う。
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