東京で暮らしてみれば

1.東京暮らし

梅雨が明けて、やっと本格的な夏がやってきた。

東京は暑い。
わたしは富士山の麓、標高500メートルの高原（？！）育ちだから、東京の暑さにまだ慣れない。
東京での一人暮らしは大学時代の2年間にも経験したけど、明らかにあの頃より暑くなっている。
これも地球温暖化の影響だろうか…？

難しい話はさておき、今わたしは両国に住んでいる。
職場に歩いて通える所という条件で、住まいを両国に決めたのだが、決めて正解だったと思っている。しばらくはここに住み続けるつもりだ。

大学時代は港区白金台というハイソな土地に住んでいた。ちょっと歩けば広尾や麻布など、富士の麓の高原にいたって知ってる有名な街がすぐそこで、そちらもなかなかいい所だったと思う。
自分自身は決してハイソではないのでアルバイトをしていたが、バイト先のスーパーマーケットにはTVで見る有名人が買い物に来るし、歩いていればドラマのロケに遭遇するし、東京ってすごいなぁ～と当時は感心したものだ。

現在住んでいる両国は、白金台とは違ってハイソな雰囲気は全くない。下町らしさを感じる庶民的な街だ。両国という土地柄お相撲さんをよく見かけるが、初めて見かけたときは、やっぱり東京ってすごい！と感心した。田舎から出てくるとそんなものだ。
両国には歴史を感じるスポットもそこかしこにあり、街を歩いていると新たな発見もしばしば。隅田川もすぐ近くを流れているし、東京スカイツリーも徒歩圏内だ。
いつか大好きなフランス、パリに住みたいと思っているが、まるでセーヌ川のような隅田川と、エッフェル塔に負けるとも劣らない東京スカイツリーの近くでしばらくは暮らしていこう。

東京での一人暮らしは、実家とはまるで違って面白さもあるが、ときに寂しさも感じる。
実家にいた頃は車がないと不便だったが、東京での生活に車はほぼ必要ない。むしろあれば費用がかかって大変だろう。ただ、ドライブ好きとしてはたまに実家に帰ったときしか車の運転ができないのは寂しいものだ。いつか東京でも車を所有して暮らしたい。