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そこでそんな子どもたちとは対立する立場にあり、学校内部の情報を何としても引き抜こうとする大人たちが現れた。
察しての通り、日本政府をはじめとした旧世界を支配してきた「大人たち」である。
ぼくたちは学生の身分でありながら、そんな彼らの未来のために雇われている『学生スパイ』というわけだ。
給料がいいわけでも、自分たちが何か得をするわけでもない――
ただやりたい放題やっている自分たちの同級生を、取り締まるために活動する「正義の味方」なのだ。
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