8人が本棚に入れています
本棚に追加
早朝6時の名古屋駅。
ここではちょっとした問題が起こっていた。
……駅弁屋が開かない!( ;゚皿゚)ノシ
いつもなら、朝6時に開くのに、3分を過ぎても開かない。
新幹線の時間は20分。
15分を越えても開かない場合、朝食は車販頼みになる。
幸い、5分を過ぎた頃には開いたものの、これは序章に過ぎなかった。
6時11分頃、絶望的なスーパーが車内標示器を流れる。
『ただいま、米原~京都間にて、夜間の作業の遅れのため、運転を見合わせております』
幸い、当日のスケジュールはかなり余裕ある。
2時間程度遅れても、宿にはつける。
が、観光時間はなくなる。
……どうなる。
どの程度止まる?
そもそも、途中で打ち切りとかされたら、色々面倒な事に……。
そんな心配をよそに、18分、運命を決めるスーパーが流れる。
『運転を再開しました』
……なんだか新幹線におちょくれてる気になりながらも、列車は定刻通りに名古屋駅を出発。
遅れなしで新大阪駅まで走り抜け、東海道新幹線から、山陽新幹線へと入る。
が、新大阪駅を出発しても、列車は速度をほとんどあげない。
そして、今度は車内アナウンス。
『ただいま、山陽新幹線の線路脇にて火災が発生いたしました。
緊急時に備え、列車の速度を落として運行しております』
……私は、完璧に新幹線に遊ばれている気がした。
幸い、もともと新大阪~新神戸の区間は大した速度を出さない区間であり、止まることもなかったため、列車は3分遅れで新神戸駅に到着。
その遅れを保ったまま、終点の博多駅に到着した。
この時の私はまだ知らなかった。
これはほんの序章に過ぎないのだと……。
↓でも、とりあえずジタバタしても仕方ないので、朝御飯を食べる( ・ε・)
最初のコメントを投稿しよう!