赤色の王子

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(チッチッチッ) おそ松「…」 チョロ松「…」 おそ松「…暇だなぁー!!」 チョロ松「もうすぐで来ます」 おそ松「なんで、みんな集めなきゃいけないわけ?それもなんで俺が(# ̄З ̄)」 チョロ松「文句はいいですから。それにあなたはここの王ですよ」 おそ松「…相変わらず、チョロ松は堅いなぁー」 チョロ松「あなたが軟弱なだけです」 おそ松「うわぁ!!それ言う!?」 チョロ松「…」 物心ついたときから俺の隣にチョロ松がいるのは当たり前だった… 俺らは3歳差で…子供のときはチョロ松だって俺と普通に遊んでくれたし、笑顔だって見せてくれた… けれど、いつからだろう…チョロ松は大人になるにつれて自分を表に出すことをやめた… 笑顔なんてもうここ数年は見てない… おそ松「あぁー!!だるっ!」  チョロ松「おそ松様、まだやるべきことはありますよ」 おそ松「少し休ませてよー」  チョロ松「そんなこと言っても無駄です」 おそ松「(# ̄З ̄)ブーブー」 チョロ松「いい加減、ここの王である自覚を持ってください」 おそ松「自覚っていたって…」 チョロ松「眠気覚ましのお茶です」 おそ松「…」 いつも、無表情で淡々と話す…これも大人になってからだ… おそ松「…これ俺が苦手な味なんだけど」 チョロ松「知ってますよ。さて、仕事をしましょう」 おそ松「ひどくない!?」 チョロ松「そうですか」 おそ松「…」 チョロ松「なんですか…」 おそ松「(チュッ)」 チョロ松「…ッ」 おそ松「お返し」 チョロ松「…仕事してください」 おそ松「やっぱり、チョロ松だなー」 チョロ松「…?」 おそ松「(あっ!少し表情が見えた)」 俺らは国の王とその執事である…そして、チョロ松は俺の恋人である…
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