6人が本棚に入れています
本棚に追加
なのに、時代の流れとは残酷なものだ…
チョロ松「おそ松様、婚約の話が来ています」
おそ松「…ッ!」
俺は王だ…いつかはどこかの王妃と結婚しなければならない…
チョロ松「お目をお通しください」
おそ松「やだ…」
チョロ松「おそ松様…!!」
おそ松「なんで、好きでもない奴と結婚しなきゃいけないんだよ!!」
チョロ松「あなた様がやるべきことは国の発展…そして、子孫繁栄です…私とのことは、一時の戯言…王に望んでいることが、本当に私が望んでいることです…」
おそ松「なんだよそれ…俺は本気でお前のことが好きなんだよ!!なのに…」
チョロ松「あなた様だってお分かりのはずです…私ではあなたを幸せにして差し上げることもできない…結局は私たちは王とその執事…男同士でしかないのです…」
おそ松「…ッ!!」
チョロ松の言うことは正論だった…結局は報われることなんてない…
それでも、お前じゃなきゃいけないんだ…
どんな悲痛な叫びだとしても俺ら以外の耳には届くことはない…
運命は残酷で最低だ…それを明確にする出来事が起こるのは、そう遠い話じゃなかった…
最初のコメントを投稿しよう!