短編とも言えないものたち

落ちた先で見つけたもの

学校に着いたは良いけどいくつもの嫌悪のこもった視線が俺を刺してきてものすごく居心地が悪い

「あ、小野寺だ」
「あいついつまで生徒会やってるんだよ」
「早く辞めちゃえば良いのにね」

この視線とわざと本人に聞こえるように少し大きめに囁かれる陰口はいつまでたっても慣れそうにない

「でもさ、昨日会長様が言ってたよ、今日の集会で小野寺のことリコールして新しい生徒会庶務として愛花様を就任させるって」
「ほんとに？やったーっ！これでやっと生徒会の足手まといがいなくなるんだね！」

ーーーーーーーぇ？