第1章
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俺達、菖蒲大学迷路研究会三期生は世間を賑わせている迷路を体験しに来たが、誰が初めに体験するか揉めている。「俺は一番はごめんだね、代表が最初に行けよ!」という具合で一番手を譲り合っているのだ。一番に体験して、他のメンバーに自分の記録を抜かれたく無いという、男共の小さなプライドにより一番手がなかなか決まらず、迷路の待機列の最後尾で二の足を踏んでいる。
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