コンニャク第一丁 糸こんにゃくは邪道

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 俺は青春の記憶をすっ飛ばしている。病的な何かかも、厨二的な何かも分からないが、十五年近く記憶が飛んでるんだ。でも、俺はその間も元気にやっていたらしい(笑)  つまりは俺には青春が無いんだ。いや、あるんだろうけど、ない。みたいな。まあそんな所でいいだろう。  俺が何をしたいかっつーと、青春を謳歌したいんだ。今はもう28なんだけど。そして、もう一度会いたいんだ。母さんに。 「まずは同級生に聞き込みだな…卒アル見ないと。」 俺は気合い入れるためにキメェ独り言を咬ましていく。 「えーっと……これか?」 手に取ったのは卒アル……ではなく中学で書いていたと思われる日記だった。 俺は性格上日記なんて書かなそうだが。パラパラーと中身を見てみる。 『10月3日 今日も隣の席のチサキの生理ノートに落書きしてやった…』 おいww生理ノートは駄目だろw落書き内容なんだ?お、書いてあるやん 『神の瞳を持った私は全て見えます あなたの下着も、女の子の日も』 おいwwww先生にチクられたら終わりだろコレwww なんだコイツww あ、俺か   wwwwwww 「次も見てみるか、次は俺の親友のこととか書いてあるかなw」 『12月5日 今日先生にすこぶる怒られた…』 おー怒られたんかー反省してるのかな? 『半年間毎日続けていた隣の女子のノートへの落書きがバレるとは……』 反省する気ねぇだろwwww半年やってたのかよwとんだクズ人間じゃねぇかww あ、俺か   wwwwwww もうやる気出ないから明日から本気出す (ここまでコンニャクの登場無し)
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