覚えてる?

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「お前、何時に終わるん?」 「21時…30には…」 緊張で声が震えて、お店の音に声がかき消された 「は?なんてー?聞こえん!」 君が大きな声で聴き返しながら、耳を近づけた その耳に自分の顔を寄せて答える 「21時30…!」 やっと君に届いたその一言に、 君は八重歯を見せて笑う 「わかった!後で話そう」 「うん。」 夢みたい。 また君と話せるなんて。 また君にあえるなんて。 何の話をしよう、 そこからは殆ど仕事がはかどらなかった 気づけば昔みたいに 目が君を探してる。
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