ガラスの向こうに立つ影は、

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本当に来るか来ないかは別として、あの話を利用して悪さをたくらむ奴もいるかもしれない。 泥棒とか、誘拐とか。 なんにせよ、そういうものから俺はマコを守らなきゃいけない。 ただドアを開けなければいいんだ。簡単なこと。 もしも悪い奴がおじさんのフリをして何かしようとしていたなら、大人に伝えればいいだけ。 俺はおじさんの声も顔も知っている。騙されない。 おばさんたちに頼まれた俺は使命感を感じ、マコからひと時も離れないことを誓った。
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