158人が本棚に入れています
本棚に追加
隆太の舌遣いから逃れようと必死に顔を背ける。けど直ぐにまた捕まって、逃げ道を塞がれていった。
ちゅく、っと卑猥な音が俺の脳みそをどんどん支配していく。くぐもった声と、漏れ出す吐息。
隆太の息遣いに、俺の身体はどこからともなく熱を帯びていく。身体が熱い。焼ける。溶ける。
これ以上このキスを受けてたら、どうにかなる。
「や、めっ……ん、ん……」
それは正に、初めての感覚だった。
なんだこれ
なんだこれ
知らない
知らない
知らない
こんなキス、俺は知らない
最初のコメントを投稿しよう!