1:エルフで石像なクラスメート。

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――――……胡桃が居なくなって、約3ヶ月。 リアルでは再び夏休みであろう頃。 「……ヒロ、何か仕事ない?」 「だから委員長、そう死にに急ぐ生き方しなくていいと思うけど?」 ……あ、そうだ。 言い忘れてた、この情報屋の名前は久礼田 尋(クレダ ヒロ)、出席番号10。 右はお下げを前に流してるけど、左は結ったサイドポニー……髪留めはなぜか、あの回すゼンマイ。 背中がばっさり開いたワンピース風の服に、背中を隠せてない丈なのに萌え袖トップス、あとタイツ。 なんか、いろいろ入ってるカバン常備。 ……私の容姿説明で全てを理解しようとは、しなくていい。 前にも少し言ったけど……正確には、ここはポーションがメインだけど、買い取りとかもして中古販売もしてる武器屋。 ……リアルでは、ただの新聞部だったんだけど、なんかゲームで商人スキルついたって。 「……私は主を失った忍者猫……何をしていいか、分からないから。」 私のレベルはもうすぐ90、毎日何かしら依頼を受けてる。 「カッコいいセリフ言われても……でも、今日はあたしたち的にデカい依頼の可能性のある依頼が入ったよ。」 「?」 「ゴーレム調査。」
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