イントロダクション:運と善意からなった元凶。

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「何……? 安全策?」 「ヘッドセットは……脳波を利用、します……無理に外せば、最悪、後遺症が……出ます……新しい型は、クリアしていますが……古い型は……」 「ほ、ほぅ……」 「さっき、玄人って言った理由です……それが、なければ……ゲームの仕様で、まかなう必要が……あります……」 「まさか、私はできていないと……?」 「何一つ!! 普通なら外界からのメッセージ挿入や交信など、あります!! これでは、ログアウトしてほしいと言う指示も……!!」 「ログ……アウト? 言葉は知っているが、ゲームに必要なのか?」 「え……待って、まさか……校長、ログアウトが……ない……?」 「クリアすればいいのだから……もしくは、敵に敗れてしまえばゲームオーバーと言うやつだが……」 「……基準を、当たり前が……“全て”満たせて、ない……なんて……」 「一体、どう言うことなんだ!? 何が起きる……!?」 「まだ、どんな仕様か、分からないから、救いであり、恐怖ですけど……」 「前振りはいい……!!」 「皆は……自力でも、外部遮断……他力でも、できない……もう、帰って来れない……ん、です……」
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