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さてさて。
1月5日。私は銀行へ振込に行きました。
「申し訳ありませんが、高額ですので、御本人確認が出来ませんと口座から下ろせません。」
と言われました。
「妻でもダメですか?住所も同じですから私の本人確認ではダメなんですか?本人に連絡してもらって確認してもらっても大丈夫なんですけど。主人に言われて来てるのに。」
とごねてみました。
「申し訳ありません。通帳名義の御本人でないと・・。」
んー、まぁね、妻だろうが勝手には使えないと言うコトね。
この日は金曜日。8日は成人の日で祝日。あとは9日に絶対主人にしてもらわないと無理です。
「というわけで、振込用紙は書けてるから銀行にアナタが行ってちょうだい。銀行印と通帳渡しとくから必ず9日に行ってね。」
「わかった。めんどくさいなー、銀行。」
銀行というかお役所はどこも面倒です。まぁ、個人を守るためなんですけど。
こうして、無事9日に振込できたのですが、通帳残高は悲しい事になってました。
このあと京都でもお金が必要なんです。旅費だけでなく、京都での細胞摂取にまたまた高額かかるので。
「ほれ、京都のお金。」
主人は私にポンとお金を渡しました。残りあまりない主人の個人口座に入れた保険代でした。
「とりあえずこれで足りるやろ?あとは払ってくれよ。」
「使っていいの?」
「もう口座にお金があんまり無いやろ。ええから使え。」
・・・・主人はこういうとこ、私とは違います。でも私はいざという時のためにもお金はポンとは使いません。
「今夜出るんやから、それなりに準備してくれよ。今日は早めに上がって支度してくれ。」
「そやね。船は予約してるんやろ?」
「いや、普段日やし、してないわ。大丈夫やろ。お前前に寒い寒い寝れん!って言ってたし、2等寝台じゃない方がいいのかなって。お金渡したんやし、任せるわ。」
・・・そういう魂胆ですか( ̄▽ ̄)
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