~月明かりと少女と彰~

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彰「君は・・・。」 名前を知らないので、そう言うしか無かった。 「・・・月島蓮(つきしまれん)。」 彰「え?」 いきなり言われて良く判らなかった。 蓮「・・・名前、私の。」 その言葉で理解した。 彼女の名前は月島蓮と言うのか。 しかし、何でこんなに物静かなんだ? 良く判らないが、これが普通? 頭の中がこんがらがる。 蓮「・・・大丈夫?」 やはり静かな声で言う。 彰は蓮の顔を間近で直視してしまい、心臓が高鳴った。 長い、漆黒の様に黒い髪、パッチリと開いた瞳、吸い込まれそうなくらいに魅力的な唇、仕草・・・。 言いたい事がいっぱいあるが、彼女はとても美しかった。 彰は軽く動揺した。 直視出来なくなり、顔を背けた。 絶対に顔は真っ赤になってるな、これ。 そんなこんなで時間は過ぎて行った・・・。
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