~プロローグ~

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「彰君は、肺炎と喘息により倒れたのでしょう。病状は軽いので数週間いれば、治るでしょう。」 「ああ、そうですか・・・。良かった、重い病気じゃなくて。」 母親は医者に礼を言った後、部屋を出た。 廊下には老人の人が沢山いた・・・。 やはり、病気や怪我は老人の方が多いのか? 若い人の姿は一人も見掛けなかった。 「さてと、そろそろ病室に行くかな?」 確か西病棟の205号室の筈だ。 そう判断すると、その西病棟の方向に向きを変えて歩き出した。
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