~プロローグ~

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病室のドアをノックする音が聞こえた。 音を立てて入ったのは俺の母親だった。 「彰、体調はどう?」 「今は平気。で、俺って何で倒れたの?」 「どうやら肺炎と喘息らしいわよ。病状は軽いから、数週間で退院出来るって。」 「そっか。」 それを聞いて安心した。 学校はあまり好きじゃないけど、俺の友達は皆良い奴だから、会いたいなあ・・・。 母親はそれを伝えた後、「仕事があるから。」と会社に向かって行った。 「さてと。」 彰は病院内を把握する為、軽く散歩する事にした。 澄じいちゃんが案内してくれるって言ったけど、やっぱり探検は自由にしたいし!
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