追憶

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席を立った僕は その場に固まってしまった 彼女がゆっくりと顔をあげ 真っ直ぐに僕を見たんだ 笑顔で……… 何故かその笑顔は泣いているように見えた さっき見た黒い笑顔じゃなくて ガラガラガラ 「はい みんな席に着きなさい」 担任で在ろう女性が着席を促す 助かった いったい何が助かったのか解らないが とにかくそう思ったんだ 彼女の周りにいた奴等は次々と自分の席に戻っていく 一人の女子は舌打ちしてたけど クラスメイトの自己紹介は割合させてくれ 因みに僕の名前は神木真也15歳 彼女は高城遥香 その他諸々 連絡事項やなんやらでその日は終わった 僕は彼女が気になりつつも家路を急いだ 愛しのチャリ子さんで
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