追憶

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真「腹へったぁ」 いつの間にか寝ていた僕は 猛烈に腹が減り台所に向かう 真「母さん 夕飯まだぁ」 母「あんたが寝てるから冷めちゃったよ」 テーブルにはラップがかかったおかずが並べられていた 母「母さん先に食べたから 温め治して食べてね」 真「了解‥」 母「食べたらお風呂入っちゃってね、母さん寝るよ」 真「わかった、おやすみ」 母「はい、おやすみなさい」 親子の会話終了 うちは所謂母子家庭なんだ 父親の顔は知らない 小さい頃、何度か母さんにお父さんは何処にいるのと聞いたことはあるが、そのたびに哀しそうな顔をする母さんを見て、聞くのをやめた 大人の事情は子供には解らないからね さっさと食べて風呂にはいりますか 風呂からあがって、学校行きたくないなぁとベッドにダイブする 真也の特技は3分で眠れること 直ぐに規則正しい寝息が聞こえた
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