その3 10年後

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時は飛びまして私15歳 今何をしているかというと、ここオスト国の唯一のギルド《青龍》にて依頼を受けております 属性貴族の本邸は首都にあり、ギルド《青龍》もまた首都にあるので、それはとてもありがたかった 「おい見ろよ、道化師だぜ……」 「俺初めて見た……」 道化師とは御察しの通り私の事だ 家族は未だに私が魔力無しだと思っているので、身バレすると面倒だから仮面屋で買ったピエロの仮面と何の変哲もない白いローブを被っていたら、いつの間にやらそう呼ばれるようになっていた 「おう道化師、いい加減面見せろや」 「雷帝が顔出ししたらね」 フード付きの黄色いマントに稲妻マークのついた口以外を覆う仮面…雷帝が私に絡んできた いつもの事だ、因みに中の人は雷門晶
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