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いきなりだが、死んでしまった様だ。
俺の名前は山本ハルヒ。こんな名前だが、れっきとした男だ。
なぜ死んでしまったと思うのか?
それは簡単。悲しいほどに他人が俺を見てくれない。
どれだけ話しかけようとも、ブスだのカスだのゴミだのと罵っても誰も見向きもしない。
ここまで来ると泣けてくる。生来、他人にはあまり興味が無かったがここまで無視されると、かなり心にくるものがある。。。
それに、体が透けてる(プギャー)。
今は半袖Tシャツにジャージというラフな格好だが、その下からアスファルトが透けて見える。
これは普通の人間では為せることができぬ所業だ!
後、死んだ覚えがある。
真っ赤な液体がほとばしる。うるさいほどの赤いランプ、ざわめく野次馬。
意識を失う寸前、誰かが自分を呼ぶ声がしたが、誰だったのだろう。
そして極めつけは、記憶が無い。
自分の名前と自分が死んだ瞬間は覚えていたよ?ちゃんと。
だが、それ以外は全くと言っていいほど覚えていない。
自分は何者で、ここはどこで、自分は何をしようとしていたのか。
しかも、周りは死人と見られる輩でいっぱい。
きれいに透けてて、景色がよく見えます(ホノボノ)。
はい、この物語は"危機感""焦燥感"というものがニートの主人公が繰り広げる物語です。
この期主人公・ハルヒは謎の異能力を持ち(嘘)、闇の組織と戦い(嘘)、生き返るまでのお話です(嘘)。
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