怖ぁあぁ

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　丑三つ時。

　墓にはライトが三つ並んでいた。さゆりと私と京子の三人以外は、そもそもの外出が出来なかった様で来れないとのラインが大量に入って来ていた。

「じゃあ行こうか。どうせ、なにもないんだろうし」

　夏の墓場だけあり何人か忍び込んで居る肝試し連中を見かける。

　左程怖いという印象は無かった。ただ墓に行って写真を撮るという事だけが今回の目的である。

「そう言えばARにしてなかった。んじゃ取るよ」

　見つけたモンスターと一緒に写真を撮る事の出来る機能が有り、それを起動させ簡単に写真を撮ると人気があるとはいえ気味の悪い墓場から三人して出る。

　そしてそのまま写真を確認して帰ろうと思ったその時だった。京子が気持ち悪そうにしながらしゃがみ込み自販機の前で突然座り込んだ。