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第4章
「なーに、女の子困らせちゃってんの?隼人。」
と、後ろから来たのは、またもやイケメン5人組の、あっ!一番人気の橋田十弥君。クラスのみんなが言ってたから知ってる。でも、みんなは彼のどこに惹かれたのだろうか。チャラくて、めんどくさそう。タイプじゃない。顔はカッコイイけど、なんか違う。
「お前、花井由美香っていうんだよな。」
な、なんで知ってるコイツ……私、地味だよ……何故に……
「もう、花井さんの周りにはいましたか。君たちは。」
紳士的な口調でやってきたのは、やっぱりイケメン5人組の1人……名前は……
「ああっ!私の名前は宮野翔琉です。貴方は花井由美香さんですね。」
はっはぁ。私が翔琉君の名前覚えてないのに。何故向こうは覚えてくれてるんだろ。
「あー、もう!翔琉ぅー早いってばぁー」
駄々をこねるようにして喋ってるのは、
「僕は、河村実だよー。よろしくね、花井さん。」
凄い……私、イケメングループの男子全員に覚えられてるかも……
「おーい、あと、俺がいるんだけど。」
強い口調のイケメンさん。
「あ、俺、島田智樹。よろしくー。花井由美香ちゃん。」
うぅっちゃん付け……
イケメン達に囲まれて、私はテンションが下がるのだった。
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