第4章

1/1
前へ
/6ページ
次へ

第4章

「なーに、女の子困らせちゃってんの?隼人。」 と、後ろから来たのは、またもやイケメン5人組の、あっ!一番人気の橋田十弥君。クラスのみんなが言ってたから知ってる。でも、みんなは彼のどこに惹かれたのだろうか。チャラくて、めんどくさそう。タイプじゃない。顔はカッコイイけど、なんか違う。 「お前、花井由美香っていうんだよな。」 な、なんで知ってるコイツ……私、地味だよ……何故に…… 「もう、花井さんの周りにはいましたか。君たちは。」 紳士的な口調でやってきたのは、やっぱりイケメン5人組の1人……名前は…… 「ああっ!私の名前は宮野翔琉です。貴方は花井由美香さんですね。」 はっはぁ。私が翔琉君の名前覚えてないのに。何故向こうは覚えてくれてるんだろ。 「あー、もう!翔琉ぅー早いってばぁー」 駄々をこねるようにして喋ってるのは、 「僕は、河村実だよー。よろしくね、花井さん。」 凄い……私、イケメングループの男子全員に覚えられてるかも…… 「おーい、あと、俺がいるんだけど。」 強い口調のイケメンさん。 「あ、俺、島田智樹。よろしくー。花井由美香ちゃん。」 うぅっちゃん付け…… イケメン達に囲まれて、私はテンションが下がるのだった。
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加