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第2章
HRが終わって、私は深呼吸をする。落ち着いたら、myノートをカバンから出す。妄想ノートだ。ここにとにかく、小説を書くかのように、妄想を書きまくる。真理にしか見せたことがない。
「おい、花井」
後ろから声がする。聞きなれたような聞きなれてないような声。私の名前を呼ぶ声にしては違和感がある。
その声の主は、田中勇真。初めて花井と、呼ばれた。なんだろ。宿題とかのことかな?。いや、なぜ親しくもない私に聞く?!おそるおそる
「何?」
と問う。
「お前さ……」
田中が、口を開く。
「妄想してるだろ」
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