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第3章
「お前さ……妄想してるだろ」
はぁっ!!なんでこいつなんかにバレてるんだしぃ!!
「顔真っ赤。」
田中は、笑う。笑い方が可愛い。……って何こんなやつなんかにドキドキしとんだ私!?
「妄想ノート見せて。」
田中が近づいてくる。
「あっ、あんたなんかに見せるわけないじゃん!」
恥ずかしくて、私は逃げた。
……っでも!顔真っ赤。って言われるシチュ。あれってよく、少女漫画であるヤツ……!わぁ、ヤバイ。ヤバイヤバイヤバイ!私が顔を伏せていたら、イケメン5人組の1人(さっき、私に微笑んでた?ヤツ)が、声をかけてきた。
「どうしたの?」
もっとヤバイ!ハズイハズイハズイ!
さらに顔が真っ赤に。
「顔真っ赤にしちゃって……」
と、少し、悪い笑みを浮かべて、更に、私の頭を撫でた。
「はわわわわ」
なんて言っていいかわからず、謎の言葉を発してしまった。
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