青木ヶ原樹海

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青木ヶ原樹海

 振られた悲しみから俺は青木ヶ原樹海にやって来た。ヒンヤリしていて超キモチー!  ここは自殺の名所としても有名だ。  西湖ってゆ~、異常者みたいな名前の湖の近くのキャンプ場に泊まった。  ナンパした尻軽女とテントの中でエッチした。 「キャハハッ、志摩さんのちっちゃい」  美奈子はコンビニの店員をしてるらしい。 「悪かったな?」 「怒んないでよ。いつも、お客さんのチンポばっか見てんだ……トイレの中でオナニーもしたよ」 「やらしい女だな?」  唾液をダラダラ垂らしながら美奈子がしゃぶってきた。ジェイソンみたく殺されなきゃいいけど?  テントの中でセックスしてるところをブシャャャッ!と襲われるんだったな?  美奈子は90センチのデカ尻で、自らローターを押しつけている。ウィ~ンウィ~ン。  それでも俺の息子は萎えたままだ。  Mっ気があるらしく、パシン!パシン!と尻をスパンキングしてやると目をトロンとさせた。  しかし、射精することはなかった。  翌朝、美奈子の首吊り死体が見つかった。  夏は嫌なことばかりだな?  大学時代の友人、楠と大宮で会うことになった。  ロフトが反対側の旧そごうに移ったのにはビビった。祭りをやっているらしく、出店で焼鳥を買って食べたら美味かった。 「Sofmap行こうよ?」と、楠がガードレールに座ってラムネを飲んでる。 「クソの木、オタクなのは相変わらずだね?まぁ、いいけどさ?」  昔、アソコでエッチなビデオ買ったな?麻美ゆまだったかな?親父とおふくろが旅行でさ?1人エッチしてたら、カギがカチャリと開いたので泥棒かと思ったら、おふくろが立っていた。 「親戚のおばさんが亡くなったのよ」 『アフ~ン、こんなになっちゃってる~』  高校2年の夏、思い出したくもないヤな夢だ。    最上階はNacファイブのラジオ局になっている。  最近、流行りのスターがMCをしている。苛立ってきた。ホントなら俺があそこにいるのに。 「また、おまえの時代が来るって」  楠が肩にポンッと手を置く。 「俺の時代なんて元々ないけどな?」  
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