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「受け取れ」
「ありがと。
ハァー暇だなぁ、何か面白い事ないかなぁー」
「面白い事? 例えば?」
「例えばさ、隕石が落ちて来て、その衝撃で何処か異世界に転移したり、核戦争が起こって、私達2人が新しいアダムとイブになったりとか」
「アハハハハ。
お前の妄想は何時もぶっ飛んでいるな」
「何よ! 聞いてきたのはあなたじゃない。
あれ? あれ何かしら?」
神社の木々の間からみえる空に、何かが飛んでいるのを女の子は見つける。
その物体は飛行機雲を引きながら、山の向こうの都市に向けて落ちて行った。
山の向こうに落ちた瞬間、そこに太陽が出現。
凄まじい閃光が迸る。
2人は反射的に目を瞑り、閃光に背を向けた。
暫くして2人は、目を瞬かせながら山の方に目を戻す。
そこには、巨大なキノコ雲が立ち上がりつつあった。
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