529人が本棚に入れています
本棚に追加
「潰れたら僕が責任持ちますよ。」
結城先生…。
全然そういう気遣いいらないよ。
郷中さんがいいのに…。
「そうかぁ。
結城先生よろしくな!」
よろしくない。
よろしくしないでよ…。
告る前からもう振られてるんだぁ…。
きっと郷中さんは私を女の子だと思ってない。
ずっと分かってた事だけど。
涙が出そうになってまたビールを飲み干した。
「あぁー。
飲み過ぎちゃったぁ。
トイレ……って!!わぁっ!!!
郷中しゃん!?」
呂律がもう回らない私を
心配そうに見つめる郷中さん。
「飲み過ぎだっつーの!
ったく。心配かけるなよぉー。
立てるか?送ろうか?」
え!?
郷中さんが送ってくれる?
送るって言ったよね!?
「あ、郷中さん。
僕の家から佐野先生の家凄く近いんで
僕が送りますよ。」
いつからいたの!!!
そんでもって有難迷惑過ぎる!!
「うーん。
じゃあ結城先生頼むな?
これから榎本先生と他の先生送ってから
心配だし電話するよ。
佐野先生また後でな?」
最初のコメントを投稿しよう!