Episode-2 《  歓迎会  》

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「なっ!何すんの!? 変態!!!離してよぉ!」 「ッチ。 んとに、ムカつくな。」 さっきよりキツく抱きしめられて 口を塞がれる。 息もさせてくれないような 乱暴なキスなのにーーーー。 どうして私もっと強く拒ばないんだろう…? 「黙ってればイイ女なのに、な?」 「さ…さっきっから態度変わりすぎだし、 もう怖いし、最低過ぎるッッ!! とにかく、私1人で帰れるから!」 酔いが急に回ってきて訳も分からなくて。 チワワの如く泣きながら睨んで震える私。 「道端で泣いてる人を放って帰れと?」 「アンタのせいでしょっ!!」 「《郷中さんの方が格好いい?》 《どうせ振られるもん?》 お前さ、郷中さんが好きなんでしょ?」 …ど、どうして? 初日の新参者にまでバレる程、 私はバレバレなのか……。 はたまたそんなウワサを聞きつけたのか…。 己、人の弱みに漬け込むなんて!!! 「あ、…アンタに関係ないでしょ!?」 「ふっ…。素直に認めちゃうんだ?」 「だから!関係ないもん! 私が郷中さんを好きだろうと勝手でしょ!?」 ピーーーーー。 機械音がなる。
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