Episode-2 《  歓迎会  》

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「あははは! 録音してるの気が付かなかった? 結構堂々としてんだな。」 !? 録音!? 「俺の“ 先輩 ”、、、何でしょ? あはは…気持ちイイことも教えて?」 結城 奏は唇を近づけながらフッと笑う。 こんな後輩ちっともかわいくない。 「脅してるの?」 「人聞きの悪い…。脅しじゃないけど? 俺の言う事聞かなくても良いよ。 佐野先生の秘密が皆にばれてもいいならーー。」 私は悔しくて唇をかみ締めて睨む。 「どうすれば良い訳?」 郷中さんへの想いを バラされるわけにはいかない。 私の気持ちを聞いたらもう普通に 接してもらえなくなるかもしれないーー。 「3つの契約を半年守れたら消してやるよ。」 最低っ。 こんなやつ絶対に好きになるわけない―――。 絶対に絶対に。
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