529人が本棚に入れています
本棚に追加
「あははは!
録音してるの気が付かなかった?
結構堂々としてんだな。」
!?
録音!?
「俺の“ 先輩 ”、、、何でしょ?
あはは…気持ちイイことも教えて?」
結城 奏は唇を近づけながらフッと笑う。
こんな後輩ちっともかわいくない。
「脅してるの?」
「人聞きの悪い…。脅しじゃないけど?
俺の言う事聞かなくても良いよ。
佐野先生の秘密が皆にばれてもいいならーー。」
私は悔しくて唇をかみ締めて睨む。
「どうすれば良い訳?」
郷中さんへの想いを
バラされるわけにはいかない。
私の気持ちを聞いたらもう普通に
接してもらえなくなるかもしれないーー。
「3つの契約を半年守れたら消してやるよ。」
最低っ。
こんなやつ絶対に好きになるわけない―――。
絶対に絶対に。
最初のコメントを投稿しよう!