Episode-1 《  出会い  》

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「美玲おっはー。」 「菜々美ぃ!!」 「どうしたの? 何か浮かない顔してるけど。」 社会担当の小林 菜々美は 私の高校時代からの親友で 唯一、郷中さんへの気持ちを知ってる人。 「結城先生みた?」 「見たよぉ!! すっごく格好いい人だよね?」 「どこが!?どのへんが!? 全然格好良くないし、 何か笑顔が不自然過ぎない!? 怖いよ、あの人!! 郷中さんの方が全然格好いいよ…」 私はさっきの事を思い出して俯いた。 「うーん! 郷中さんも確かに格好いいけど。。 私は結城先生派かなぁ。 それに、良い人そうだったよ?」 騙されてるんだよ!! 私あの人と本当にやってけるのかなぁ…。 「あ! 未怜!今日榎本先生の送別会なの ちゃんと覚えてる!? 結城先生の歓迎会も兼ねてやるみたいだから 皆参加して欲しいって郷中さんが言ってた。 」
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