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「美玲おっはー。」
「菜々美ぃ!!」
「どうしたの?
何か浮かない顔してるけど。」
社会担当の小林 菜々美は
私の高校時代からの親友で
唯一、郷中さんへの気持ちを知ってる人。
「結城先生みた?」
「見たよぉ!!
すっごく格好いい人だよね?」
「どこが!?どのへんが!?
全然格好良くないし、
何か笑顔が不自然過ぎない!?
怖いよ、あの人!!
郷中さんの方が全然格好いいよ…」
私はさっきの事を思い出して俯いた。
「うーん!
郷中さんも確かに格好いいけど。。
私は結城先生派かなぁ。
それに、良い人そうだったよ?」
騙されてるんだよ!!
私あの人と本当にやってけるのかなぁ…。
「あ!
未怜!今日榎本先生の送別会なの
ちゃんと覚えてる!?
結城先生の歓迎会も兼ねてやるみたいだから
皆参加して欲しいって郷中さんが言ってた。 」
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