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「そっかぁ…。
榎本先生寿退社したんだもんね。
菜々美も行くよね?」
「そ、れ、が。
残念なことに私今日行けないの。
テツの誕生日でさー。」
テツ君は高校の時から
付き合ってる菜々美の彼氏で
いつもラブラブな2人が
ちょっとだけ羨ましく思えたりする。
「えええ。
じゃあ、榎本さんと私で
女の人2人だけじゃん!!」
「チャンスじゃん!
郷中さんに家まで送ってもらいなよ。」
涙目でこの裏切り者ーって恨みを込めて
ニヤニヤ笑う小悪魔を睨んでやった。
「そんなの無理に決まってる!
恥ずかしいし気まずいし!!」
「そろそろ、好きですー。って言っちゃえば?
案外郷中さんも好きかもしれないよ?」
そんな訳ないよ…。
さっきだって結城先生と私を
くっつけようと郷中さん笑ってたのに。
「言えないよ……。
どうせ、振られるもん。」
「未怜の事目でよく追ってるけどなぁ。」
「それは可愛い後輩だから、だよ。」
「まぁ、今日健闘を祈ってるからね!!
夜報告の電話待ってるから!!」
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