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「帖佐さん、行ってらっしゃい」
帖佐が、生葬社を出て仕事に戻って行った。
異物(インプラント)は、接客スペースの机の上にあるが、
このまま報告書を作成して処理するのも可哀想な気がする。
「遊部君、変な同情をしないでね」
百舌鳥が手袋をはめて、異物(インプラント)を事務室に運んでしまった。
「……でも、病院の屋上の幽霊は、
別の所から依頼がきているから行ってもいいよ……。
その病院の屋上は幽霊が大量にいるので、異物(インプラント)を少し回収してくるといい」
百舌鳥がため息をついていた。
「はい!」
では行くかと昂を見ると、首を振っていた。
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