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では、一人で行くしかないか。
そこで、丼池の言葉を思い出した。
あれに、指を入れられたくはない。
百舌鳥が酔って言っていたが、指が入るのと、息子?が入ってくるのでは、
全く違うらしい。
指は繊細な生き物であるが、息子は肉でできた凶器らしい。
俺は、どちらも遠慮したい。
俺は、丼池に電話を掛けてみたが、出る気配はない。授業中なのかもしれない。
では、資料を整えて、再度、電話を掛けてみることにしよう。
事務室に入ると、端末の電源を入れた。
そこで、病院の歴史を見て、その病院は、元は寺の一角にあったことを知った。
寺で、週に二日ほど、無料で治療をしていた。
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