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「私は偉いんだぞ!その食べてる物をよこさんか!」
「偉いねぇ、半分だけでいいですかね。」
「せこい人間だのぉ、まぁ今回は許してやるぞ。
ん?!なんだこの食べ物は?冷たくてうまいぞ!」
「アイスって物ですけど、よかったねぇ。
で?あんたのどこが偉いの?普通の子供にしか見えないけど。」
「フッフ!よくぞ聞いてくれたな!
私はこの町を守るお稲荷様じゃ!驚いたか!」
ああ、ばあちゃんから聞いた事があるような。
「お稲荷様ねぇ、そのお面ってなんですかぁ?」
「これか?聞いて驚け!代々伝わる伝説のお面じゃ!
恋愛、金運、健康、何にでも効果があるのじゃ!」
「じゃあ、頼み事とか聞いてくれます?
アイスあげたし、一個くらいいいよね?」
「そうじゃな、お供え物と言えなくもないのぉ。
で?そちの願いとはなんだ?」
「彼女が欲しいんで、なってくれません?」
「な!お稲荷様なのだぞ!なれる訳がなかろう!」
「残念、なら誰か紹介とかしてくれます?」
「そんな簡単に諦めるのか?良いのか?後悔しても知らぬぞ?」
「ほいじゃ力づくでなってもらいますかね。」
抱きしめてキスをしたら、あっさり彼女になりましたとさ。
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