里帰り

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俺は、柊良(ひいらぎりょう)18歳 高校3年。年上の中條優美(なかじょうゆみ) 26歳で自分のクラス担任兼物理担当と彼氏彼女の関係になり1ヶ月前に暮らし始めた。 ここはマンションの俺の部屋 「りょ~~う」 「・・・」 「りょ~~~~う!」 「・・・」 「りょ~~~~~~う!!」 「・・・」 「りょう! 呼ばれたら返事する!」 俺は椅子を回転させながら、 「何かご用でしょうか、優美お嬢様。」 「お嬢様い~ら~な~い~。良、遊んで!」 ベットの上で優美が足をバタバタ騒いでいる。 自分の用事がない限り、リビングか、この部屋、特にベットの上にいる。 優美は、上下オレンジ色のスエットを着ていて、見た目には女子中高生位にしか見えないが、一時間前には上下スーツできめ、いかにも真面目な教師をしていたとは思えない程の変わりぷり。 「勉強中です。あと1時間静にしてて下さい。」 「え~~。まてない まてないよ~~!」 「うるさい!うるさい! 4日間しかない連休に、宿題を150ページ出す教師がどこにいる!」 「宿題を出しておかないと、糸の切れた凧の様に遊びに行くだろうが!おのれらは!」
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