④切ない思い

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どの位の時間、 オレはそのままの格好でいたのか… 横の諄太に声を掛けられた。 「…賀月… 大丈夫…」 薄く目を開け目の前の諄太に微笑んで、また目を閉じた。 『…ん 諄太の方が辛かっただろ』 そう言って目を開け諄太を見た。 うつ伏せのまま自分の腕を枕にオレを見つめ、 「どっちの方がよかった?   受けと攻めの…」 見つめ合ったまま、 『…どっちも気持ちよかったけど… どちらかと言えば受け、かな…』 言った自分が恥ずかしくなり顔が熱くなった。 「ふぅん、 こういうのってさ、どっちって 決めなくてもいいんだよね?」 『…じゃないかな? ふたりが良ければいいんじゃないの』 「だよね、じゃ その時に決めよ…ね。 オレも両方よかったし」 って笑う諄太。
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