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どの位の時間、
オレはそのままの格好でいたのか…
横の諄太に声を掛けられた。
「…賀月… 大丈夫…」
薄く目を開け目の前の諄太に微笑んで、また目を閉じた。
『…ん 諄太の方が辛かっただろ』
そう言って目を開け諄太を見た。
うつ伏せのまま自分の腕を枕にオレを見つめ、
「どっちの方がよかった?
受けと攻めの…」
見つめ合ったまま、
『…どっちも気持ちよかったけど…
どちらかと言えば受け、かな…』
言った自分が恥ずかしくなり顔が熱くなった。
「ふぅん、 こういうのってさ、どっちって
決めなくてもいいんだよね?」
『…じゃないかな? ふたりが良ければいいんじゃないの』
「だよね、じゃ その時に決めよ…ね。
オレも両方よかったし」
って笑う諄太。
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