②諄太の初体験 

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『成沢君と栗原って同じ中学から来たんでしょ』 「そー、誰から聞いたの」 『さと美 ふたりは中学から仲が良かったって』 「ん、 気が合うんだよね」 『…それだけ?』 「ん?」 『成沢君って中学の時からモテたらしいね…だけど告白されても誰とも付き合わずに栗原とツルんでたんだってね』 「誰ともって言うか、好きじゃ無かったからね」 『成沢君が付き合ってくれないなら、栗原にアタックしようかなー、別にいいよね』 「なんでオレに聞くの」 『だって友達なんでしょ …付き合ったとしても問題ないよね』 「賀月が好きなの」 『やだなー さっき言ったでしょ あたしは成沢君が好きなの…』 「じゃ なんで賀月なの」 『成沢君が好きだからよ』 「はぁ?」 『栗原なら、あたしとやると思わない? やりそうよね』 「知らない、オレには解らないよ」
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